研究課題/領域番号 |
15320015
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
SWANSON Paul 南山大学, 総合政策学部, 教授 (20229272)
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研究分担者 |
キサラ ロバート 南山大学, 人文学部, 教授 (80278308)
渡辺 学 南山大学, 総合政策学部, 教授 (20192817)
ハイジック ジェームズ 南山大学, 人文学部, 教授 (00131201)
奥山 倫明 南山大学, 人文学部, 助教授 (30308928)
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キーワード | 宗教学 / 国際化 / 研究機関の交流 / ネットワーク / 国際比較研究 / 研究機関の調査 |
研究概要 |
平成15年7月から年末にかけて、研究分担者がイタリア、スペイン、ルーマニア、韓国、ミャンマー、タイ、アメリカ合衆国、イギリスに出張し、宗教研究および東西比較思想研究機関を直接訪問して、質問紙に基づく調査を実施した。調査結果については、研究拠点である南山宗教文化研究所のホームページに掲載している。http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/SHUBUNKEN/projects/Network/Kaken_visits.htmを参照。これらの訪問に協力していただいたUniversita Orientale(Napoli)のCalro Saviani氏に西谷啓治著『宗教とは何か』のイタリア語翻訳(平成16年春刊行予定)を依頼するなど、実質的な研究交流も開始されている。また、平成16年4月には、研究分担者ハイジックがUniversita Orientaleを訪問し講演する予定である。 また、平成15年11月に、アメリカ合衆国アトランタで開催されたアメリカ宗教学会(American Academy of Religion)には研究代表者と研究分担者全員が参加し、パネル発表、講演、映画上映等を行ない、その折りに海外の研究者との交流を深め、今後の調査旅行の下準備を行った。(なお、学会参加のための渡航費・滞在費等の資金は別途調達した。) さらに平成16年1月には、東京大学、北海道大学など各研究施設の代表者を集めて今後の研究協力関係について話し合うとともに、第19回国際宗教学・宗教史会議世界大会(2005年3月開催)の準備会合を開催し、具体的なパネルの構成や発表のための打ち合わせを行った。 また南山宗教文化研究所の国際化をさらに推進するために本研究所で発行している学術誌Japanese Journal of Religious Studies, Bulletin of the Nanzan Institute for Religion and Cultureおよび『南山宗教文化研究所研究所報』のバックナンバーを電子化し、CD-ROMを作成した。その内容は南山大学ホームページにも掲載され広く閲覧することを可能にした。この電子化により各刊行物の内容を検索できるようになったことは宗教研究にとって大きな成果である。
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