研究課題/領域番号 |
15320078
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研究機関 | 流通経済大学 |
研究代表者 |
関 哲行 流通経済大学, 社会学部, 教授 (60206620)
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研究分担者 |
豊田 浩志 上智大学, 文学部, 教授 (20112162)
多田 哲 中京大学, 教養部, 助教授 (10340176)
三浦 清美 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (20272750)
長谷部 史彦 慶応大学, 文学部, 助教授 (30237995)
根津 由喜夫 金沢大学, 文学部, 助教授 (50202247)
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キーワード | 地中海 / 巡礼 / 民衆信仰 / 聖人 / 聖遺物 / 聖地 / 一神教 / 聖性 |
研究概要 |
森下園 本科研の旅費を利用し、2006年8月5日から15日にかけて、英国ノーフォーク州ノーリッジ市の公文書館を訪ね、中世ノーリッジの女性の遺言状や隠修者関連の史料を閲覧、コピーを入手した。またノーフォーク州ウォルシンガムに残る中世英国屈指の巡礼地であったマリア聖堂跡を訪問した。 渡邊浩 本科研の旅費を利用し、2006年11月26日から12月2日にかけて、ローマを訪問、巡礼教会をはじめ、墓所から聖堂へと発展した教会、有名な聖遺物を所持する教会など多数を訪ね、聖遺物、聖人崇敬についての知見を深め、図像史料の収集に努めた。具体的な訪問先は、以下の通りである。サン・ピエトロ教会、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会、サンタ・マリア・ディ・ミラコリ教会、サンタ・マリア・ディ・モンテサント教会、サン・ジャコモ教会、サン・クレメンテ教会、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ教会、サンタ・マリア・マジョーレ教会、サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ教会、サン・カリストのカタコンベ、サン・セバスティアーノ教会、イル・ジェズ教会などである。 豊田浩志 2006年8月9日から9月6日にかけて渡伊。ミラノの主要教会・博物館を再訪した後、レンタカーでドナウ川沿いを移動。スイスではテーバイ軍団の殉教の地サン・モリッツに寄り、ザンクト・ガレンを経てドイツ、オーストリアへ。カルヌントゥムから南下してイタリアに戻り、アクイレイア、トリエステ、そしてラヴェンナ経由でローマ帰着。パレストリーナ、ヴィッラ、アドリアーナを訪問した後、シチリア島に向かい、ピアッツア、アルメリーナ、パレルモ、ソルント遺跡を見学。帰路ポンペイとエルコラーノを調査し、ローマ帰着。オスティア移籍調査の傍ら、テルメ博物館で碑文調査の従事した。 2006年12月23日から1月7日にかけては、ヴァチカン市国内の共同墓地遺構、サン・パオロ・フォリ・ムーラ教会の主祭壇下遺構見学など、かなりの成果を収めることができた。
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