• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

第一次大戦期日本の山東経営をめぐる総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15320098
研究機関(財)東洋文庫

研究代表者

本庄 比佐子  財団法人 東洋文庫, 研究部, 研究員 (50106639)

研究分担者 内山 雅生  宇都宮大学, 国際学部, 教授 (30151905)
久保 亨  信州大学, 人文学部, 教授 (10143520)
曽田 三郎  広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40106779)
三谷 孝  一橋大学, 社会学部, 教授 (40126371)
奥村 哲  東京都立大学, 人文学部, 教授 (80144187)
キーワード青島守備軍 / 山東問題 / 青島実業協会月報
研究概要

1.前年度に引き続き史資料の調査・収集に努めた。
(1)山東省図書館及び大連市図書館を訪問し、メンバー合同で両図書館の所蔵する日本語文献の調査をおこない、大きな収穫を得た。とりわけ、大連市図書館では、『青島守備軍民政部部報』『大陸工報』、青島民政署が青島における新市街建設に作成した土地買収図など、国内では見出し得ていない史資料を見ることができた。
(2)メンバー個々に、前年度に続く防衛庁防衛研究所図書館・外交史料館での調査のほか、滋賀大学経済研究所・大分大学経済研究所・小樽商科大学などの図書館で調査をおこなった。
(3)前年度に作成した『青島実業協会月報』の記事目録について、記事本文との照合をおこなって完成させ、これを『近代中国研究彙報』第27号(2005年3月)に発表した。
2.研究活動
(1)青島市社会科学院及び山東省社会科学院を訪問し、両所で学術交流をおこなった。日本側からは、久保亨「近代山東経済の発展におけるドイツと日本の影響」及び弁納才一「日本の青島占領時期の山東物産調査」の報告をおこなうと同時に、青島では、任銀睦「近代青島の都市発展と内陸農村の社会経済」など、済南では、庄維民「誰が貿易の主導権をとるか:山東の日本商人の海上貿易と在日華僑の商業経営」など、の報告を得て、貴重な意見交換をすることができた。
(2)本プロジェクトの定例の研究会では、メンバーの中間研究報告をおこなうほか、斎藤聖二「日独青島戦争」、浅田進史「膠州湾租借地における植民地政策と植民地社会の形成(1897-1914)」、庄司博史「民国期山東省〓県の綿織物業と地域経済」の、ゲストの報告を聴き、研究を深める上で有用な知見を得ることができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 日本の青島占領支配時期における山東の物産調査について2005

    • 著者名/発表者名
      弁納 才一
    • 雑誌名

      近代中国研究彙報 27

      ページ: 25-56

  • [雑誌論文] 近代山東の経済発展とドイツ及び日本2004

    • 著者名/発表者名
      久保 亨
    • 雑誌名

      信大史学 29

      ページ: 1-23

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 近現代中国華北農村社会研究再考2004

    • 著者名/発表者名
      内山 雅生
    • 雑誌名

      歴史学研究 796

      ページ: 22-28

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi