研究課題/領域番号 |
15520354
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
堀内 裕晃 静岡大学, 情報学部, 教授 (40221569)
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研究分担者 |
浅間 正通 静岡大学, 情報学部, 教授 (60262797)
SHEFTALL Mordecai George 静岡大学, 情報学部, 助教授 (90334953)
杉山 岳弘 静岡大学, 情報学部, 助教授 (70293595)
高橋 晃 静岡大学, 情報学部, 助教授 (40313928)
竹林 洋一 静岡大学, 情報学部, 教授 (10345803)
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キーワード | 英語コミュニケーション / マルチモーダルコンテンツ / 情報技術 / 支援システム / データ構造の設計 / 言語知識 / 非言語的知識 |
研究概要 |
本年度は、3ヵ年の研究計画の2年目にあたり、昨年度の研究を土台に活動を行った。堀内裕晃、浅間正通、Sheftall Mordecai Georgeは、昨年度に引き続き、言語学、英語学、英語教育学、異文化コミュニケーション研究での知見を英語コミュニケーション活用するべく言語知識と非言語知識の整理と検討を行った。また、杉山岳弘と竹林洋一は、昨年度開発したマルチモーダルコンテンツの蓄積と活用のための技術・システムをさらに進化させた。映像、音声、テキストデータの中から英語コミュニケーションに必要な知識や情報を自動抽出するためのデータ構造の設計とそれに伴う技術開発、及び、コンテンツの有効な表示の検討を行った。昨年度制作したMarvin Minsky(MIT教授)の講演スピーチやSheftall Mordecai George(静岡大学情報学部助教授)へのインタビューを素材にしたマルチモーダルコンテンツに加え、新たに、今年度のMarvin Minsky(MIT教授)の講演スピーチに対して英語コミュニケーションに関する知識を付加したマルチモーダルコンテンツを制作した。付加した知識内容は、講演者がスピーチで強調したい場面で用いる表現とインタビューアがインタビューを活性化するために使った表現に関する知識であるが、さらに、学習者への学習効果を意識した表示方法の工夫、場面と表現に関する知識や情報を自動抽出するためのデータ構造の設計、言語知識参照の仕組みの進化を加え、そのためのさらなる技術開発を行った。本研究の提案する新しい英語コミュニケーションの学習スタイルに対する適切な評価の基準作りに関しては、高橋晃が継続的に行っている。次年度は本研究の最終年度となるので、適切な評価基準も含めて、本研究の総仕上げを行うことにする。
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