研究課題/領域番号 |
15520354
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
堀内 裕晃 静岡大学, 情報学部, 教授 (40221569)
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研究分担者 |
淺間 正通 静岡大学, 情報学部, 教授 (60262797)
SHEFALL Mordecai George 静岡大学, 情報学部, 助教授 (90334953)
杉山 岳弘 静岡大学, 情報学部, 助教授 (70293595)
高橋 晃 静岡大学, 情報学部, 助教授 (40313928)
竹林 洋一 静岡大学, 情報学部, 教授 (10345803)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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キーワード | 英語コミュニケーション / マルチモーダルコンテンツ / 情報技術 / 支援システム / データベース化 / 言語知識 / 言語コミュニケーション / 非言語コミュニケーション |
研究概要 |
本研究では、言語学、英語学、英語教育学、異文化コミュニケーション学研究による知見の中で、英語コミュニケーションに関わる知識を整理・体系化し、その知識を映像、音声、テキストからなるマルチモーダルコンテンツに知識解説として付与し、英語コミュニケーション知識に関する解説といった付加価値のついたマルチモーダルコンテンツを制作した。また、制作の基盤となる付加価値付きのコンテンツを生産的に制作するためのコンテンツの蓄積と活用のための技術開発を行った。すなわち、(1)映像、音声、テキストデータの中から英語コミュニケーションに必要な知識や情報を自動抽出するためのデータ構造の設計とそれに伴う技術開発、(2)長い映像に知識や映像の構成上の情報を付加し、必要な部分だけを抽出して表示する技術開発、(3)英語コミュニケーションに役立つ構文(とりわけ、英語の強調構文)に対して、知識解説を付加する解説者の負担を軽減するような知識解説の自動化のための技術開発(知識解説者が付加した構文知識解説をデータベース化し蓄積しておくことで、新たな英語コンテンツに該当構文が出現すると、あらかじめ蓄積されている知識を基にして、自動で知識を付与する技術開発)を行った。こうした3つの技術開発により、英語コンテンツから英語コミュニケーション知識の解説のついた学習用コンテンツを生産的、効率的、効果的に制作することが可能になった。本研究では、整理・体系化した英語コミュニケーション知識に対して、知識解説の自動化が完成した範囲はごく一部であるが、今後は、さらに自動化の範囲を広げていく研究を進めていきたい。また、新たな付加価値として韻律面での知識や情報も加えることで、コミュニケーションやプレゼンテーションの重要な箇所の自動検知の可能性も追求し、マルチモーダル的側面のさらなる充実を目指していきたい。
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