研究概要 |
本年度は3ヵ年中の初年度にあたるため、研究の中心を各自治体が取り組むホームレス対策の現状把握に努めた。また、理論的研究としては、イギリスの最新のホームレス対策,ホームレスの就労支援の課題,ホームレス調査論,生活保護法改正の動向等について研究をした。以下研究実績の概要である。 (1)07月20日 「東京都におけるホームレスの実態と対策」 (2)08月09日 「イギリスにおけるホームレス施策の現状とわが国が学ぶべき内容」 (3)08月30日 「野宿者への就労支援についての今後の課題」 (4)09月28日 「横浜市における屋外生活者の現状と課題」 (5)10月18日 「ホームレス調査論」 (6)11月22日 「名古屋市のホームレス施策の現状と課題」 (7)12月21日 「生活保護法改正の動向」 (8)01月31日 「京都市のホームレス施策の現状と課題」 (9)02月29日 「名古屋市における自立支援事業・シェルター事業の再検討」 この他にも大阪府大福祉セミナーへの参加(2月),東京「山谷ふるさとの会」視察(2月)を行った。 昨年度の研究活動をとおして,自治体レベルでの歴史が浅いホームレス対策の現状を整理し,共通する課題が少しずつ明らかになった。16年度は,名古屋市をフィルドに自立支援センター退所後のアフター・フォローのあり方を研究する計画である。
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