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2004 年度 実績報告書

高等学校における「総合的な学習の時間」の実践状況と初期評価に関する総合的調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 15530573
研究機関上越教育大学

研究代表者

和井田 清司  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (50345542)

研究分担者 高田 喜久司  上越教育大学, 学校教育学部, 副学長 (70115351)
小林 恵  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (00145179)
藤田 武志  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70324019)
小林 毅夫  上越教育大学, 学校教育総合研究センター, 講師 (50361936)
釜田 聡  上越教育大学, 学校教育総合研究センター, 講師 (60345543)
キーワード総合的な学習の時間 / 高等学校 / 探求学習 / 探求ツール / 東アジア型教育 / 裁量活動 / 総合実践活動 / 統整過程
研究概要

2年間にわたる研究では,研究協力者を含めいくつかのワーキンググループを作り成果をあげた。
1.理論研究班は,文献研究を通して,総合学習の理論と方法の基礎を探究した。特に,義務制と違う高校段階の特質を,学科制度や生徒の発達段階の違いから明らかにした。
2.質問紙調査班は,行政機関調査と学校調査を実施し,学校段階における実践状況と行政の学校支援の状況を明らかにした。特に,学校における温度差の違いは,創立年次との関連があること,学科制度と実践の特質に連関があることが明らかになった。
3.実践研究班は,先進的な事例を参照しつつ,実践構築の方向について検討した。ここでは,総合学習の実践と学校改革が連動することで効果を発揮すること,総合学習の実践にはカリキュラム開発とともに探究ツールの活用が有効であることが示唆された。
4.小中高連携班は,連続セミナーや座談会を通して,新潟県上越地域における総合学習実践上の学校間連携を追究し,その糸口を開いた。だが,総合学習の実践状況は,各学校段階において温度差があり,連携の重要性にもかかわらずその困難さも明確になった。
5.海外研究班は,東アジア各国での総合学習の文献調査や現地調査(中国・韓国・台湾)を実施した。その上で,中国における総合実践活動,韓国における裁量活動,台湾における統整課程の比較を行い,総合学習の共通性と差異を明らかにした。
以上,1〜5の各分野に分けて研究実績を賂述した。詳細については,各種学会での口頭報告やシンポジウム,また2冊の研究報告(中間報告書2004.3,最終報告書2005.3)および紀要論文等において公表している。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2005 2004 2003

すべて 雑誌論文 (8件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 東アジアの総合学習2005

    • 著者名/発表者名
      和井田 清司
    • 雑誌名

      上越教育大学『上越教育大学研究紀要』 第23巻2号(発行予定)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 高等学校における「総合的な学習の時間」の実践状況の規定因2005

    • 著者名/発表者名
      藤田 武志
    • 雑誌名

      上越教育大学『上越教育大学研究紀要』 第23巻2号(発行予定)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 総合を実践する教師の力量形成〜新潟県上越地区中学校の事例を中心に2005

    • 著者名/発表者名
      釜田 聡
    • 雑誌名

      上越教育大学『上越教育大学研究紀要』 第23巻2号(発行予定)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 未完の教師修行〜田中裕一における教育実践の展開過程2004

    • 著者名/発表者名
      和井田 清司
    • 雑誌名

      武蔵大学『武蔵大学人文学会雑誌』 第35巻3号

      ページ: 117-156

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 学校改革における学校参加の可能性と課題2003

    • 著者名/発表者名
      和井田 清司
    • 雑誌名

      日本教師教育学会研究年報 第12号

      ページ: 78-87

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 戦後総合学習の史的遺産〜1970年代における総合学習実践の今日的意義2003

    • 著者名/発表者名
      和井田 清司
    • 雑誌名

      上越教育大学『転換期における教育学研究の課題』

      ページ: 51-63

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 戦後総合学習の源流〜戸石四郎における総合学習概念の形成過程2003

    • 著者名/発表者名
      和井田 清司
    • 雑誌名

      武蔵大学『武蔵大学人文学会雑誌』 第35巻1号

      ページ: 17-51

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 高校総合学習の特質と実践方向に関する一考察〜自立的学習の視点に着目して2003

    • 著者名/発表者名
      和井田 清司
    • 雑誌名

      日本学校教育学会『学校教育研究』 第18号

      ページ: 170-183

  • [図書] 教師を生きる〜授業を帰る・学校が変わる(第4章 総合学習)2004

    • 著者名/発表者名
      和井田 清司
    • 総ページ数
      255
    • 出版者
      学文社

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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