研究課題/領域番号 |
15604019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
表象芸術
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研究機関 | 大阪芸術大学 |
研究代表者 |
薮 亨 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (70133519)
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研究分担者 |
田中 敏雄 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (30188312)
山形 政昭 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (30073282)
豊原 正智 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (20102965)
奥 佳弥 大阪芸術大学, 芸術学部, 助教授 (20268577)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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キーワード | 絵入総合芸術雑誌 / 近代 / 視覚的コミュニケーショ / 美術 / グラフィック・デザイン / 建築 / 産業美術 / 写真 |
研究概要 |
近代の先進諸国では、多様な絵入総合芸術雑誌が輩出し、美術、建築、産業美術、デザインの近代化を側面から促進するとともに、各種の版画や写真などの視覚言語を駆使して芸術文化の国際化や異文化交流をも刺激している。本研究は、大阪芸術大学図書館所蔵「近代絵入総合芸術雑誌コレクション」の調査研究を基にして、こうした絵入総合芸術雑誌と視覚的コミュニケーションの関係を批判的に検討することを目的とした。そのため本研究では、次の3つの側面から研究が進められた。 第1に、19世紀と20世紀初期における西欧および日本の代表的な絵入総合芸術雑誌群からなる、大阪芸術大学図書館所蔵の「近代絵入総合芸術雑誌コレクション」について、調査研究し、解題を行い、書誌一覧を作成した。 第2に、ヴィクトリア朝時代の絵入総合芸術雑誌の発展期について、特にこれらのデザイン改革への貢献、木口木版画や写真術の受け入れなどについて、調査研究した。 第3に、世紀転換期とそれ以降に発刊された西欧の絵入総合芸術雑誌ついて、これらにおける視覚的コミュニケーションの近代化のプロセスについて実証的に再検討した。 その結果、絵画、彫刻、建築、産業美術、グラフィック・デザイン、写真といった多領域に広がる近代の絵入総合芸術雑誌について、これらにおける視覚的コミュニケーションの実相と意味を解明する有力な手がかりを見出した。そしてさらに、これら絵入り総合芸術雑誌の今後の有効性をも予測し得る斬新な視点の確立に寄与した。
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