研究課題/領域番号 |
15GS0103
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
伊藤 正直 東京大学, 大学院経済学研究科, 教授 (70107499)
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研究分担者 |
武田 晴人 東京大学, 大学院経済学研究科, 教授 (20126113)
和田 一夫 東京大学, 大学院経済学研究科, 教授 (20121478)
岡崎 哲二 東京大学, 大学院経済学研究科, 教授 (90183029)
谷本 雅之 東京大学, 大学院経済学研究科, 教授 (10197535)
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キーワード | 経済史 / 金融論 / 経営史 / 資本市場論 / 証券経済論 / 証券会社経営 / 株主 |
研究概要 |
本年度は、研究4年度にあたり、本プロジェクトの最終到達点を意識した活動を重点的に遂行した。まず、中間評価において指摘された、データベースや一次資料全体の一般公開(学術財産の共有化)の可能性についての条件を様々な形で検討し、本プロジェクトの完遂と平行して、マイクロフィルの形で一般公開を図るという方針を確定した。予算制約もあるため、出版社の協力を仰ぐことも併せ検討している。第二の、国際的な資本市場研究とのリンケージをいっそう強める点に関しては、2006年7月、Leslie Hannah(Tokyo)教授の協力をえて、Workshop on Global Stock Market History in the Twentieth Centuryというテーマで、国際シンポジウムを開催した。招聘各教授は、Gary Herrigel(Chicago)、Ranald Michie(Durham)、Lyndon Moore(Northwestern/Wellington)、Carsten Burhop(Munster)、Peter Wardley(West of England)、Leonid Borodkin(Moscow Lomonosov State)、Hans Wilems(Antwerp)、Patrick Fridenson(EHESS, Paris)など、欧米全域にわたり、国際的な資本市場史研究に新たな視点を打ち出すことができた。また、この他にも、陳虹(中国社会科学院)、Olivier Feiertag(Luan)、李明輝(梨花女子大)などを招いてミニシンポを開催した。 さらに、作業がやや計画より遅延していた旧山一證券資料第2次寄贈分(ダンボール500箱)の資料整理、目録作成の作業については、作業人員の増加を含めて加速させ、ほぼ全体の資料の目録作成を完了させることができた。次年度の最終年度には、この目録に沿った一般公開に向けた作業を進行させ、作業を完了させたいと考えている。
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