本研究は、脳機能の解明や精神神経疾患の診断支援に寄与することを目指して超高感度の光ポンピング原子磁気センサ(OPAM)の多チャネル化・モジュール化、ならびにOPAMモジュールを用いた超低磁場マルチモダリティMRIシステムの開発を行った。その結果、K-Rbハイブリッド型により脳磁図の高密度多チャネル同時計測を達成した。また、磁気共鳴周波数5kHzという低周波数において世界ではじめてOPAMによる磁気共鳴信号ならびにMRIの撮像に成功した.さらに、磁超常磁性酸化鉄ナノ粒子気信号の検出にも成功し、マルチモダリティ計測が可能であることを示して研究を完結した。
|