研究成果の概要 |
本研究では、植物の生殖過程において種子をつけるために複数の遺伝学的経路がどうやって花幹細胞の増殖を抑制するのかを解明した。特に転写因子であるKNUCKLESは、花幹細胞の維持に必須のWUSHEL遺伝子をエピジェネティクスを介した多段階の制御により不活性化する (Plant Cell 2019)。また、それとは独立して働く2つの転写因子SUPERMAN, CRABS CLAWはともにオーキシンシグナルの制御を介して、花幹細胞の増殖抑制に作用していることを示した (Nat Comm 2017, 2018, EMBO J, 2018; Front. Ecol. Evol.2019)。
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