研究課題/領域番号 |
15H02421
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然人類学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
河村 正二 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (40282727)
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研究分担者 |
今井 啓雄 京都大学, 霊長類研究所, 准教授 (60314176)
手島 康介 九州大学, 理学研究院, 助教 (20447593)
太田 博樹 北里大学, 医学部, 准教授 (40401228)
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連携研究者 |
東原 和成 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (00280925)
鈴木 穣 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (40323646)
長谷部 光泰 基礎生物学研究所, 生物進化研究部門, 教授 (40237996)
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研究協力者 |
松本 晶子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 霊長類 / 感覚受容遺伝子 / 野生集団 / 遺伝的多型 / 適応進化 / 国際情報交換 |
研究成果の概要 |
霊長類は色覚の動物と言われてきたが、近年嗅覚と味覚に大きな種間及び種内多様性が見出され、総体としての感覚進化を理解する必要に迫られていた。新世界ザル野生群とヒトを含む豊富な集団試料を用いて、色覚オプシン、嗅覚受容体、味覚受容体に対するtarget captureと次世代シーケンシングによる大規模配列決定を行った。総嗅覚受容体遺伝子数や偽遺伝子割合に種間で顕著な違いが見られない一方で、機能遺伝子と偽遺伝子のレパートリー構成は種間で大きく異なっていた。これらの結果は、霊長類の進化において、化学物質受容体遺伝子群の機能・偽遺伝子構成が能動的に変化していることを示唆していると考えられる。
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自由記述の分野 |
進化遺伝学
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