研究課題
基盤研究(B)
聴導犬は,インターホンの音や火災報知器の音のような生活に必要な通知音を検知し,難聴者に情報を伝達する役割を持つ.聴導犬による難聴者支援は非常に有用であるが,難聴者人口に対し実働頭数が非常に少ない.そこで代替手法として,生活上重要な音を検知し,ユーザを探索して能動的接触によって伝達する聴導犬ロボットを提案する.本研究では,聴導犬ロボットの行動モデルを構築し,それを確認するための実験を行った.その結果,モデルの有効性を確認した.また,ロボットの接触によってユーザを起床させる実験も行い,既存の機器と同等に起床させることが可能なことを確認した.
ヒューマンロボットインタラクション