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2019 年度 研究成果報告書

日本人英語学習者のインタラクション(相互行為)を通じた自律的相互学習プロセス解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15H03226
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外国語教育
研究機関早稲田大学

研究代表者

原田 康也  早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80189711)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワードインタラクション(相互作用) / 自律的相互学習 / プライミング / 同調 / 共感
研究成果の概要

日本人英語学習者のインタラクション(相互行為)を通じた自律的相互学習プロセスを解明するため、学習者の相互行為に基づく英語学習の様子を、ビデオカメラ・アクションカメラ・全天周カメラ・IC レコーダなどを組み合わせつつ、大学生を主な対象としてデータ収集を進めた。研究代表者が担当したデータ収集は毎年60~80人を対象に3人程度のグループに分け、「応答練習」などの学習者にとって意味のあるやり取りを英語で行う活動に毎週30分ほどを割き、その活動状況を年に30週分収録したため、参加者間の同調や引き込みなどを大量に含むインタラクションの生データが5年間でおおむね 1,800 時間分ほど蓄積されたこととなる。

自由記述の分野

認知科学・統語理論・形式意味論・教育言語学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今日の大学英語教育の現場においては、批判的思考力の涵養を一つの目標として、資料の読解や音声・動画資料の聴解などを批判的に行いつつ、即時的あるいは比較的厳しい時間的な制約の中で、口頭で自分なりに整理をして意見を述べたり、他の学生の発言に対してコメント・質問するというような形態での授業が求められている。こうした比較的高次の思考能力を求める活動が、英語の語彙・文法などの知識の獲得と学習者がすでに持っている英語に関する知識の実践的な運用にいかにつながるかの理論的・実践的検討にはまだ不十分なところがあるが、本研究計画による「応答練習」と作文を中心とした活動の記録によって、学習過程の一端が明らかとなった。

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公開日: 2021-02-19  

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