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2018 年度 研究成果報告書

研究評価にもとづく選択的資源配分の政策効果と意図せざる結果に関する国際比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15H03407
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学
研究機関同志社大学 (2016-2018)
一橋大学 (2015)

研究代表者

佐藤 郁哉  同志社大学, 商学部, 教授 (00187171)

研究分担者 川嶋 太津夫  大阪大学, 高等教育・入試研究開発センター, 教授 (20177679)
遠藤 貴宏  一橋大学, 大学院経営管理研究科, 准教授 (20649321)
研究協力者 苅谷 剛彦  
クリメッキ ロビン  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード大学改革 / 選択的資源配分 / 選択と集中 / ゲームとゲーミング / 政策の立案と実施 / 研究評価事業 / ジャーナル駆動型リサーチ / 政策とエビデンス
研究成果の概要

本研究は、主として日英両国における大学に対する研究資金の選択的配分の政策効果とその意図せざる結果に着目して分析をおこなった。その結果は、数値指標に偏重した研究評価やそれにもとづく研究補助金の傾斜配分が、「ジャーナル駆動型リサーチ」とでも呼ぶことができる、論文掲載を最大の優先事項とする研究スタンスを生み出す可能性があることを明らかにした。一方で、本研究においては、研究政策を含む「大学改革」のあり方についても日英の比較を中心にして批判的検討をおこなった。その結果は、日本における改革政策が演繹的な思考様式に偏しており、また確実なエビデンスが欠如しがちであることを明らかにしている。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、研究評価にもとづく選択的資源配分の政策効果と意図せざる結果に着目して研究をおこなったものである。インパクトファクターなどの数値指標に偏重した研究評価やそれにもとづく研究補助金の傾斜配分の問題は以前から指摘されてきた点ではあるが、本研究は、それを英国の事例という比較対象事例を設定し、また当事者への聞き取りを含む実証研究を通して検討していった点に学術的意義があると思われる。また、本研究の成果には、日本でおこなわれてきた大学間の機能分化などを中心とする教育研究成果への批判的考察および政策立案における「エビデンス」のあり方についての検討も含まれており、少なからぬ社会的意義があると考える。

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公開日: 2020-03-30  

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