研究課題/領域番号 |
15H03423
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研究機関 | 活水女子大学 |
研究代表者 |
石川 由香里 活水女子大学, 健康生活学部, 教授 (80280270)
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研究分担者 |
加藤 秀一 明治学院大学, 社会学部, 教授 (00247149)
片瀬 一男 東北学院大学, 教養学部, 教授 (30161061)
林 雄亮 武蔵大学, 社会学部, 准教授 (30533781)
永田 夏来 兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 助教 (40613039)
羽渕 一代 弘前大学, 人文学部, 准教授 (70333474)
守 如子 関西大学, 社会学部, 准教授 (70454593)
土田 陽子 和歌山大学, システム工学部, その他 (30756440)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 青少年 / 性行動 / セクシュアリティ / 性規範 / 性教育 |
研究実績の概要 |
2017年度に予定されている第8回青少年の性行動調査の実施に向けて、今年度は研究会を計4回開催した。5月の研究会では、これまでの調査結果について研究成果を積み重ねる目的でいくつかのグループに分かれて論文化している内容の中間報告と、予定される主な調査地域の割り振りを行った。 8月の研究会では、イベントヒストリー分析と、パーソンイヤーデータの分析方法についての講習を研究会メンバーの一人から受けた。このときにはスウェーデンから研究協力者を招へいし、スウェーデンにおける性教育の状況についても情報を得た。また8月21日から25日までシカゴで開催された、アメリカ社会学会へ2名が参加した。今年のテーマはセクシュアリティであり、調査に関連する研究成果についての情報収集を行った。 12月の研究会では、2017年に実査が予定されている調査票の内容について検討を行うとともに、各グループからの研究の進捗状況が報告された。また、調査地についての担当者の割り振りを行った。また、8月のアメリカ社会学会で得られた情報についての報告も行われた。とくに町村部の中学生の集票が難しいことから、アクセスパネルを用いた調査法について検討を行ったが、異なる方法で集めたデータを混ぜることの問題性と、費用がかかりすぎることから、基本的にこれまでの集合調査の形をとること、地点担当者が町村の教育委員会に積極的にアプローチすることを決めた。 3月の研究会では、前回の懸案事項となっていた調査票の項目について、より細かな議論を行うとともに、来年度以降の研究計画について確認を行った。調査票全体のアウトラインはできたものの、細かな文言、全体量など調整すべき事項があるため、責任者の下で調査票の形に取りまとめたものを、次年度5月開催の研究会にて引き続き再検討することとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究会には毎回ほぼ全員の参加が実現し、活発な意見交換を行うことができた。調査票の策定がこの年度の最も大きな目標であったが、確定に向けて順調に進むことができた。また、これまでの成果を発表していく必要性をメンバーそれぞれが自覚し、研究に取り組むとともに、分析法についても学ぶ機会を得られ、研究会全体のレベルアップを図ることができた。
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今後の研究の推進方策 |
2017年度の実査に向けて、2016年度前半には仮調査票を作り上げ、それをもとに各地の教育委員会並びに学校に出向き、調査依頼を行う。今年度中には対象校に調査の約束を取り付けたいと考えている。また研究活動についても引き続き力を入れていく。
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