エネルギーストレージシステム(ESS)をクラウド化することで安心,安全,安定な電力供給を実現する。太陽光,風力発電の普及に伴い,ESSが重要となっている。本申請では,小容量なESSを電力系統内に多数分散配置し,クラウド的にエネルギーを蓄えるシステムを開発した。これを実現するために,メンテナンスフリーかつ並列制御できるESSの要素技術を確立した。特に,1)マトリックスコンバータをはじめとする電力変換技術とアクティブバッファ技術,2)フライホイールエネルギー貯蔵技術,3)高速冗長分散制御技術について詳細に検討を行い,シミュレーションと実験により有効性を明らかにした。
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