研究成果の概要 |
自動車触媒は白金族が用いられているが、希少資源の資源枯渇によるリスクを避けるためには自動車触媒の脱・省貴金属化が必須である。本研究では、金属酸化物触媒では、スピネル型金属酸化物のNiFe2O4が既報の10倍のNO還元活性を示し、acetateなどの含酸素吸着種を中間体として進行する反応機構を明らかにした。またバイメタル触媒ではGalvanic deposition法で調製したRu-Co, Ag-Ni, Pd-Co触媒が、自動車三元反応、CO酸化、メタン酸化に高い活性を示すことを見いだした。上記により、非・省貴金属自動車三元触設計の可能性を示した。
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