研究課題
基盤研究(B)
畜舎内で発生するエアロゾルには臭気成分および病原体等の微生物が付着し、それらが畜舎内や畜舎外へ拡散する媒体となっている。本研究は、最も疾病の発生が課題となる離乳豚舎を対象にエアロゾル濃度と知見が少ない病原ウイルス濃度との関係を明らかにした。粒径2.0から5.0マイクロメートルのエアロゾル濃度が1立方メートル当たり10の6乗個以上となると豚サペロウイルス(PSV)が検出され、空気衛生ウイルスの指標となることを示した。また、上記を検出するためのLED素子等を用いた簡易エアロゾルセンサーの開発を検討した。
農業環境工学