研究課題/領域番号 |
15H04653
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大石 真也 京都大学, 薬学研究科, 准教授 (80381739)
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連携研究者 |
斎藤 臣雄 独立行政法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, ユニットリーダー (40260228)
近藤 恭光 独立行政法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 専任研究員 (80333342)
柏田 良樹 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30169429)
藤井 信孝 京都大学, 薬学研究科, 名誉教授 (60109014)
大野 浩章 京都大学, 薬学研究科, 教授 (30322192)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 天然物 / ペプチド / キラル化合物 / スクリーニング / 医薬品探索 / SH2ドメイン / カスパーゼ / BIRドメイン |
研究成果の概要 |
天然物の鏡像体化合物群を仮想的にスクリーニングするための生物活性評価系を構築した。細胞増殖のシグナル伝達に関与する複数のタンパク質の化学合成プロセスを確立し、これを利用して鏡像タンパク質や各種プローブを合成した。得られたプローブを利用して天然物のスクリーニングを行い、複数のヒット化合物を得た。また、ヒット化合物の誘導体を合成して構造活性相関情報を取得するとともに、標的タンパク質との相互作用様式を明らかにした。
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自由記述の分野 |
医薬品化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
天然物は新薬のシーズを提供する魅力的な創薬リソースであるが、これまでの創薬研究では自然界に存在する化合物のみがスクリーニングの対象として利用されてきた。本研究で新たに開発したスクリーニング手法を利用することにより、鏡の中に存在する天然物の鏡像体化合物群の生物活性評価が可能になった。本手法は、天然物の鏡像体の創薬リソースとしての有用性を検証するための有力なアプローチであるとともに、抗がん剤をはじめとするさまざまな疾患に対する医薬シーズの探索に有用である。
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