研究課題/領域番号 |
15H04886
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
|
研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
杉浦 一充 藤田医科大学, 医学部, 教授 (70335032)
|
研究分担者 |
藤猪 英樹 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50356250)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | 膿疱症 / 膿疱性乾癬 / IL36RN / CARD14 / IL-36受容体拮抗因子欠損症 / CARD14関連乾癬 / AP1S3 / CXCR2阻害薬 |
研究成果の概要 |
日本人ではAP1S3は膿疱性疾患の病因でないということを明らかにした。常染色体優性遺伝の膿疱性乾癬(GPP)の家系で従来毛孔性紅色粃糠疹で報告されていたCARD14の変異を同定した。劣性遺伝のGPP家系で新規IL36RN変異を同定した。Il36rnノックアウトマウスにイミキモドで誘導しGPPモデルマウスを作製した。このマウスに皮疹に対して抗IL-17抗体と好中球の遊走を阻害するCXCR2阻害薬に治療効果があることを示した。
|
自由記述の分野 |
炎症性角化症
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膿疱症の病因について、さらに解明された。具体的には、AP1S3は欧州の膿疱症には関連がある遺伝子であるが、日本人の膿疱症では無関係であることが明らかになった。日本人の膿疱性乾癬の病的変異を明らかにした。具体的には、CARD14c.349+1G>Aでは毛孔性紅色粃糠疹のみならず、GPPの病因であることを解明し、常染色体優勢遺伝のGPPの家系を日本で初めて明らかにした。さらにIL36RN新規遺伝子変異c.125T>Aを晃にした。さらに、膿疱性乾癬の治療薬として好中球遊走を抑制するCXCR2阻害薬が有効である可能性を提示した。
|