研究課題
基盤研究(B)
近年アジア各国では大学入試改革が大胆に進行しているが、その主たる目的が格差是正のためであることで共通している。そのための特別措置は少数民族を対象としたものと、農村を対象としたものの二種類あり、具体的な措置としては、加点措置と定員枠の設定である。ただし、これらはすべて安定した措置とはなっておらず、常に論争を巻き起こしている。また、現在さまざまな高大接続プログラムが各国で導入されているが、それらは進学する大学が国内か海外という軸と、履修後の単位認定が特定の大学においてのみなのか、多くの大学で認定されるのかという軸で四事象を設定すれば適切に分類できる。
比較国際教育学