研究課題
基盤研究(B)
Landsat 画像から埋立地を95%を抽出することが出来た.対象地域の各コミューン内の干拓地の有無を目的変数とし,年最大水深,首都プノンペン中心部からの直線距離の各コミューン毎の平均値を説明変数とした重回帰分析結果,相関係数は0.34であった.廃棄物の埋め立てが行われる氾濫原では,干拓無しの氾濫原と比較して約25倍の全リン値,下水汚水基準値の約4倍のCOD値を記録した.埋立て後の工場地周辺の氾濫原では,他と比較して鉄の値が非常に大きく,一部WHO水質基準値の約21倍となった.土地被覆は年氾濫期間により分類され,現在自然植生が水田・畑に開拓された場合,134gC/m2の純一次生産量が失われる.
水文学