研究課題/領域番号 |
15H05237
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
関本 弘之 日本女子大学, 理学部, 教授 (20281652)
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研究分担者 |
土金 勇樹 日本女子大学, 理学部, 助教 (20434152)
野崎 久義 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (40250104)
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連携研究者 |
西山 智明 金沢大学, 学際科学実験センター, 助教 (50390688)
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研究協力者 |
川井 絢子
大槻 涼
小宮 あゆみ
神田 奈保
土松 隆志
柴田 あいか
小林 弘佳
露木 奈津美
平田 優香
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | ミカヅキモ / 海外調査 / 生殖様式 |
研究成果の概要 |
ヒメミカヅキモは、遺伝的に決定された性をもつ複数のヘテロタリック株交配群と、それらとごく近縁で自殖による接合をおこなうホモタリック株を含む一形態種で、さらに有性生殖過程を分子生物学的に解析する基盤が整備されているが、現存株のほとんどは継代培養の間に接合能が低下しており、研究に使用できなかった。本研究では、海外数カ所の拠点を調査し、2種の交配群の獲得に成功した。さらに生殖様式と系統関係を調べつつ、生殖様式の切換にCpMinus1遺伝子が関与することを逆遺伝学的手法により示した。
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自由記述の分野 |
藻類生殖生理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の研究対象であるヒメミカヅキモは、陸上植物の姉妹群であるホシミドロ目に属する単細胞藻類である。これまでに解析に利用できる系統株が非常に限定されていたが、本研究の結果、解析可能な系統株の確立、系統関係の整理がなされ、さらに生殖様式の切換に関わる候補遺伝子の同定がなされた。自殖(ホモ)、他殖(ヘテロ)の進化は、陸上植物でも頻繁に見られており、特に陸上植物の進化を考える上で非常に有益な情報となり得ることが期待される。
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