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2018 年度 研究成果報告書

海洋生態系・同位体分子種モデルで解明する海洋N2O排出プロセスの気候変動への応答

研究課題

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研究課題/領域番号 15H05471
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 地球宇宙化学
研究機関国立研究開発法人海洋研究開発機構

研究代表者

吉川 知里  国立研究開発法人海洋研究開発機構, 生物地球化学研究分野, 技術研究員 (40435839)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード地球化学 / 一酸化二窒素 / 海洋生態系モデル / 同位体分子種
研究成果の概要

本研究では、海洋からのN2O放出量を従来よりも正確に見積もる目的で、海洋生態系・同位体分子種モデルを開発した。一次元モデルを、西部北太平洋の亜熱帯定点(St.S1)と亜寒帯定点(St.K2)に適用し、本研究で行った各種同位体観測との比較から、両海域における年間N2O放出量の見積りと、放出プロセスの解明を行った。また、窒素固定と脱窒を含む全球モデルを構築し、観測と矛盾しない全球窒素同位体分布を得ることができた。

自由記述の分野

同位体地球化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

N2Oは、自身が主要な温室効果ガスであるとともに、成層圏に輸送されると光酸化反応を経てオゾン層の破壊に関与する。このことから、N2Oの収支や変動要因の理解は、地球温暖化対策やオゾン層保護において重要な研究課題であると考えられている。しかし、N2Oの総排出量の見積もり幅はまだ極めて大きく、各排出起源の見積もりの高精度化が求められている。海洋は重要な排出源であるが、未だ大きな見積もり幅を持つ。本研究では、同位体分子種を用いることで、N2O生成プロセスを陽に扱ったモデルを開発した。

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公開日: 2020-03-30  

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