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2018 年度 研究成果報告書

統合的ストレス応答の制御によるNAFLDでの肝切除後肝再生障害の新規治療法の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15H05678
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関金沢大学

研究代表者

稲葉 有香  金沢大学, 新学術創成研究機構, 助教 (20571970)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード非アルコール性脂肪性肝疾患 / 肝切除 / 肝再生 / 統合的ストレス応答 / 細胞死
研究成果の概要

肝臓の持つ強靭な再生能は、脂肪肝では障害され、肝切除術後の肝不全など合併症を引き起こす。脂肪肝での再生障害の危険性が広く知られる一方で、その病因・治療法は、十分に解明されていなかった。代表者は、脂肪肝での再生障害に、多様な細胞内ストレスに共通して誘導される「統合的ストレス応答」が、主要な役割を果たす事を見出している。本研究では、脂肪肝再生障害メカニズムとして、ストレス誘導性転写因子ATF3が重要な役割を担うことを明らかにした。

自由記述の分野

肝臓学・代謝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

代表者は、脂肪肝における重篤な再生障害を引き起す誘因として、壊死を伴う細胞死が重要であること、その細胞死の誘導にストレス誘導性転写因子ATF3が重要な役割を担うことを明らかにした。本研究成果は、脂肪肝再生障害における細胞死誘導の新規メカニズムの解明という学術的意義を有する。また、再生障害の重症化の病態理解と新規治療標的に関する新たな知見という社会的意義を有する。

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公開日: 2020-03-30  

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