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2019 年度 研究成果報告書

大角度スケールCMB偏光パターンの地上観測実験によるインフレーション宇宙の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15H05743
研究種目

基盤研究(S)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

大谷 知行  国立研究開発法人理化学研究所, 光量子工学研究センター, チームリーダー (50281663)

研究分担者 田井野 徹  埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (40359592)
関本 裕太郎  国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (70262152)
田島 治  京都大学, 理学研究科, 准教授 (80391704)
内田 智久  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (40435615)
研究期間 (年度) 2015-05-29 – 2020-03-31
キーワード宇宙マイクロ波背景放射 / 偏光Bモード / 超伝導検出器
研究成果の概要

初の純国産かつ超広視野CMB偏光観測望遠鏡GroundBIRDを完成させた。超伝導検出器MKID、回転型冷却機構、4K冷却光学系、高周波信号読み出し回路、観測ドームなどを開発・導入して、スペイン・テイデ観測所に設置して観測を開始した。試験観測データに基づき、4つの目標のうち2つの達成を確認するとともに、残り2つの達成に至る展望を明らかにした。また、スペインQUIJOTE望遠鏡と連携体制を新たに構築し、世界最多の帯域を網羅する前景放射対策を実現する枠組みを確立した。

自由記述の分野

テラヘルツ工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の偏光Bモードの観測は、我々の宇宙の始まりに起こったとされるインフレーションの存在を実験的に検証する非常に重要な研究テーマであり、望遠鏡を高速回転させるという画期的な発想で人工衛星相当の広大な観測視野を実現する国産の地上CMB偏光観測実験GroundBIRDの実機を完成して観測にこぎつけたことは、学術的に重要なだけでなく、人類に新たな宇宙観を提供する意味でも重要である。

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公開日: 2021-02-19  

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