研究課題
研究活動スタート支援
本研究においては、自立した生活を送っている80歳ならびに90歳の高齢者を対象に、3年間の前向き研究を行い、口腔機能が栄養摂取を介して、筋肉量、筋力、身体能力の低下(サルコペニア)の発症ならびに進行に及ぼす影響について、検証した。男女別に、ベースライン時の咬合支持の有無と3年後の歩行の速さ、握力との関連の検討を行った結果、男性においては、ベースライン時の咬合支持が無い者は、ある者に比べて、有意に歩行の速さが遅く、握力が低かった。女性においては、有意な関連は認められなかった。
歯学