現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
年次計画として、生理的条件下での動態を明らかとすることを目標として研究を進めた。温度・pH特性ともに、一定の成果が得られ、原著論文にも掲載済みである(Inaba et al., FEBS J., 282, 4497-4514, 2015; Inaba et al., Int. J. Biol. Macromol., 82, 725-732, 2016)。また、リピート間のリンカー領域の柔軟性を変化させることで、構造揺らぎが変化し、これらが構造安定性のエントロピー項として反映すること明らかにした。これらの結果も、原著論文に掲載済みあり(Inaba et al., J. Therm. Anal. Calorim., 123, 1763-1767, 2016)、さらに次年度の研究計画として予定していた、一分子測定(DXT)や高圧測定の条件検討も進めることができた。
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