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2019 年度 研究成果報告書

コード書換攻撃等による情報漏洩を連携し抑止するセキュアなコンパイラとOSの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 15K00112
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ソフトウェア
研究機関立命館大学

研究代表者

国枝 義敏  立命館大学, 情報理工学部, 教授 (90153311)

研究分担者 上原 哲太郎  立命館大学, 情報理工学部, 教授 (20273485)
毛利 公一  立命館大学, 情報理工学部, 教授 (90313296)
瀧本 栄二  立命館大学, 情報理工学部, 助教 (90395054)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワード対攻撃耐性向上 / セキュアシステム / ディペンダブルシステム / コンパイラ / オペレーティングシステム / システムコールトレース手法 / 保護ポリシ
研究成果の概要

本研究では、任意のユーザプログラムの攻撃耐性を強化し、一言で言えば、攻撃者が目指す情報漏洩に対する最終防衛ラインの形成を図る。具体的には、(1)OSによるユーザプログラムの実行監視を格段に強化させ、システムコールの発行時に、その実行可否を元のプログラムの意味とファイルの権限に遡って検査する機構、(2)機密データには、アクセス権限情報を付加し、同データのコピー時にはアクセス権限情報付きで伝播させ、システムが機密情報を必ず保護できるようにする機構、この2種の機構を実際に具体化し、どう実現するかを研究、提案した。

自由記述の分野

セキュアシステムコンパイラ

研究成果の学術的意義や社会的意義

クラウドコンピューティングの例を出すまでもなく、企業経営、個人情報等にかかる貴重なデータは、コンピュータをネットワークに接続した途端、悪意ある他者にさらされる危険性がある。こうした社会基盤そのものを揺るがすような危険な攻撃に対し、本研究の成果である提案手法は、コンパイラとOSとの連携により、これまでに類を見ないレベルの強力な安全性を獲得することへの具体的な道筋を、その実現可能性も含め示した。これにより、現在のコンピュータシステムの基盤であるシステムソフトウェア群から攻撃耐性を向上させることができ、社会的意義は計り知れないと考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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