本研究では、広域に分散するSDNサービスを複数相互接続し、仮想化技術によってソフトウェアで完全に制御可能なネットワーク実験基盤(テストベッド)の構築を目指し、要素技術の開発および実証的実験を実施した。国際環境におけるSDNの相互接続網の構築にあたっては、5カ国10拠点を結んだ環境の構築を達成し、複数管理ドメインにまたがる管理手法としてSDN環境を仮想化するAutoVFlowの展開と実証実験を実施した。また、アプリケーションの実証としてマルチパスを用いた高速データ転送システム、複数管理ドメインにまたがるSDNネットワークモニタリングツールの実証的評価を通して研究成果の評価を実施した。
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