研究成果の概要 |
インターネットで安全に通信するための手順(暗号プロトコル) に欠陥が無いこと,すなわち安全であることの確認が喫緊の課題となっている.本研究の目的は,今後の進展が見込まれるモノのインターネット(Internet of Things: IoT) において,End-to-End のネットワークに連動したセキュリティレベルで安全性を評価する技術の開発である.そのために,SSL/TLS, QUIC, 秘密計算などの実用的にも学術的にも重要な暗号プロトコルを対象とした安全性評価を研究し,従来のセキュリティの定式化の問題点を指摘,さらにはセキュリティと効率の改善方法を提案した.
|