カメラ搭載型移動ロボット(小型ヘリコプタ,地上走行型ロボット)とヘッドマウントディスプレイ(HMD)を用い,視覚と触覚の拡張を行うシステムを構築した.HMDにより,以下の2種類の形式がある.(1)透過型デバイス:室内の環境情報,ならびに,生活家電の操作リモコンをAR技術により提示することで視覚情報の拡張を行った.(2)非透過型デバイス:ロボットからの映像をもとに,ユーザの頭部の動きに合わせた映像を提示することで臨場感が得られた.両システムともにジェスチャ認識により制御することができ,触覚提示装置により対象物に触れた感覚も提示することができた.これより,提案システムが実現できた.
|