研究課題/領域番号 |
15K00953
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 鹿児島工業高等専門学校 |
研究代表者 |
塚本 公秀 鹿児島工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (30155337)
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研究分担者 |
大渕 慶史 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 准教授 (10176993)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 教材開発 / 学生視点 / 工学教育 |
研究成果の概要 |
近年コンピュータゲームの普及で、子供達はおもちゃで遊ぶ経験が急減している。少年期の子供達が実際の“もの“を触れる経験の減少は、彼らの科学や工学に対する関心の減少にもつながっている。高等専門学校では低学年での専門教育の導入教育が重要であるが、学生の実体験が乏しくなっていることから、学生の個性の多様化や教員と学生の認識の差が導入教育にも困難が生じている。学生が共感できる教材を得るために若い世代の視点を用いた開発を提案した。この研究では、高等専門学校の5年生の学生たちが卒業研究において、専門科目で学習する内容を低学年の学生が事前学習できる教材として教員と共同開発した。
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自由記述の分野 |
科学教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年IT技術の革命により学齢期までの経験が高等教育の現場に様々な影響を及ぼしてきている。大学・高専でも授業形態にアクティブラーニング等の導入に迫られ、教員は教材開発に迫られている。特に工学教育の現場では学生の個人による実体験による知識の差が学生の専門知識の習得時に大きく影響している。これを解消する目的で、様々な専門科目に直結する予備学習用教材作成に学習者の年代に近い高学年生の視点を取り込む試みをおこなった。学生視点を教育の場に活用する一手法として教材開発に多くのアイデアを得ることができた。さらに、共同開発により教員にも学生の持つ教育的背景や問題点を得られた。
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