1.靭帯再建に使用する改良型エンドボタンを用いた縫合糸の繰り返し負荷後の引張強度試験を実施した。最大荷重は500回の場合、従来型に比べ改良型はほぼ同等であるのに対し、1000回では改良型が良好であることが判明し改良型の方が固定力がより強固であり、臨床使用するに値すると考えられた。 2.大腿骨の骨孔位置に骨孔作製ガイドを設置する経大腿骨ルートを使用したall-insideでの骨孔を作製する方法を考案し、新骨孔作製ガイドを製作し、愛媛大学の臨床研究倫理審査委員会の承認を受けたのちに、臨床使用を行い、骨孔位置は解剖学的な位置に近似し有用であることが確認され、今後論文発表を介して報告を予定している。
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