研究課題
基盤研究(C)
睡眠障害診断を目指した自動睡眠音検査システムの開発を目的とする。この目的を達成するために、本研究では、主に、以下の研究開発を行ってきた。(1)睡眠音の音名化のための絶対音感モデルの構築、 (2) 呼吸音から睡眠状態を推定する技術、(3)睡眠音データから、背景雑音に埋れた、呼吸音の自動検出技術、(4)聴覚モデルを基に、睡眠音から、いびき、非いびきの自動分類を行う技術、(5)いびきに基づくOSASスクリーニング技術
生体医工学
本研究は、聴覚モデルに基づく自動睡眠音検査システムを構築して、いびきの特徴に基づいてOSASスクリーニングを行うことの有用性を示唆したことに学術的意義がある。入院を必要とするPSG検査の代替として、低コスト・非接触・在宅検査を目指して、多くの人にとって利用しやすい検査にすることに本研究の社会的意義がある。