研究課題
研究目的(概要)※ 当該研究計画の目的について、簡潔にまとめて記述してください。パーキンソン病は代表的な神経変性疾患であり、特徴的な運動症状に加え、経過とともに治療抵抗性の非運動症状を呈することで、患者の日常生活の障害が進行する。これまで我々はパーキンソン病関連疾患患者に対し、独自の観点から5週間入院リハビリテーションを考案し、約6年前より実施している。その中で、薬物治療の困難な非運動症状もリハビリテーションで改善する傾向にあり、その効果が退院後3か月間持続することに気が付いた。我々はその機序としてmesofrontal dopaminergic neuronの活性化を伴っているのではないかとの仮説を立てた。本研究では最新のneuroimaging技術を用いてその活性化を評価し、パーキンソン病患者の運動・非運動症状との関連や、リハビリテーション効果を解析する。その結果を踏まえ、同疾患患者に対する理想的なリハビリテーション法の確立を目指す。平成27年度は下記の通り研究を進めていたところである。<平成27年度>生物統計専門家を交えて研究デザインの検討を行い、これを確定する。対象としては主にパーキンソン病患者について行う。患者の募集を開始し(各群40名、合計80名を予定)、順次研究を実施する。研究センターでブロック化層別割付によるグループ化を行う。
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Neurology
巻: 84(5) ページ: 545