研究課題
基盤研究(C)
日本版学級環境尺度(Hirata & Sako,1999, 平田・大浦,2009),および学習環境文化尺度CLEQ(Cultural Learning Environment Questionnaire, Fisher & Waldrip, 1999)をもとに,現実・選好フォームの新しい学級環境の評価尺度と手引きを作成した。また,生理指標を用いた心理学実験も行ない,学習環境における子どものストレスの要因を検討した。
教育心理学
研究開始当初までに,われわれは不登校学級や少年院,少年鑑別所の子どもたちを対象とした研究成果を通して,学級環境評価尺度の手法が,子どもの不適応行動の理解や予防に活用できる可能性を報告してきた。本研究の社会的意義には,一般のいわゆる普通の子どもたちの生徒指導や学級運営にも,その手法の適用を試みた点が挙げられる。