研究成果の概要 |
二重目的語構文をとりうる20の動詞について,後期近代英語コーパスthe Corpus of Late Modern English Texts 3.0 (CLMET3.0)から採取した受動態(REC受動(二重目的語のRecipient項が主格を与えられ,主語となる受け身構文) + TH受動 (二重目的語のTheme項が主格を与えられ,主語となる受け身構文)の 計1,910例,さらに関連受け身構文として前置詞与格構文2,702例をもとに,二重目的語動詞のとりうる受動態文がどのように変遷してきたのかを観察し,その変化要因を分析した。また,統語的位置固定と文法化の関係についても考察を行った。
|