本研究では、音声認識とビデオ撮影を活用したICT支援外国語協調学習に関する実践研究と評価法に関する検討を行った。実践は,音声認識アプリを活用した発音練習, 例文データベースを活用した対話シナリオ作成を取り入れたビデオ撮影プロジェクトを1セメスター15週の授業で3回実施し,撮影されたビデオについては,ルーブリックによる自己評価,相互評価を行った.これらの活動は,総じて外国語学習を促進し,学習者は達成感,満足感を得ていることが明らかになった.自己評価・相互評価活動は自分自身の声や姿を客観的に観察し発音や発声の改善,対話リズムの修正などの機会となるというメリットを見いだすことができた.
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