本研究では,2013 年に日本を含む先進国共通の重要な課題となり,その取り組みが模索されている「オープンデータ」をめざした社会の変化と,一般市民による「カウンターマッピング(対抗的マッピング)」との関係について研究を行った.研究代表者ならびに分担者は、カウンターマッピングの状況についての国内外の事例やその理論的な位置づけについて整理し.東日本大震災以降のカウンターマッピング事例について研究してきた.この研究を土台としつつ,近年日本でも始まったオープンデータ化の流れによってカウンターマッピングがどのように進展し,またどのような質的変化を遂げているかについて研究を実施した。
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