研究課題/領域番号 |
15K03601
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
|
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
舘岡 康雄 静岡大学, 工学部, 教授 (00510463)
|
研究分担者 |
泰中 啓一 静岡大学, 創造科学技術大学院, 客員教授 (30142227)
|
研究協力者 |
森下 あや子
伊藤 めぐ
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 経営組織 / 持続可能性 / SHIEN / パラダイムシフト / シミュレーション / 幸福感 / 働き方 / 在り方 |
研究成果の概要 |
本研究は4つの成果を生みだした。①利他的な関係行動がどの場合に、通常化している競争行動より合理的であるかを数理モデルで明確化した。②市場主義が一般の組織において、構成員や組織文化を利他的な関係行動に変えることにSHIEN原理が極めて有効であることを多組織で検証した。③良い関係性が組織の成果を高めることは、従来の研究で分かっているが、ではその関係性を変えるには構成員の日々の実践から無意識に構成されている意識を変える必要があることを明らかにした。その意識の変化にSHIEN原理が有効である。④一般社団法人を立ち上げ、SHIEN原理による利他的な関係行動をベースとする社会への変革活動を実現している。
|
自由記述の分野 |
経営学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3つの意義がある。①利他的な関係行動が持続性に有効であることは分かってきている。格子気体モデルで数理的に証明した。市場が成熟していたり、持続性には、してもらう・してあげるSHIEN的行動が有効だ。②関係の質が思考の質を変え、行動の質が変わり結果の質が変わることが提唱されている。しかし、関係の質をどのように変えることができるのかは不明であった。関係の質は、参加者の意識の問題であり、その意識はSHIEN相談会で変わることを明らかにした。③異なる文化(中国、北欧社会、ミャンマーなど)でもSHIEN相談会によって、意識が温かく変わることを明らかにした。平和実現にSHIENによる意識変革の寄与は大きい。
|