不登校生徒の保護者を対象に行う認知行動療法に基づくグループプログラム(P/NA)の保護者に対するストレスマネジメントの効果検証を推し進めるため、更には地域コミュニティに根差した形で幅広く実践するためにファシリテーターの養成を図った。ファシリテーターの行う支援プログラムは、大学や公民館、病院などさまざまな場面で展開され、保護者のメンタルヘルスの改善、QOLの向上、有効なストレスコーピングのスキルの獲得において効果を認めることができた。今後は長期的な視点から、保護者のメンタルヘルスの改善が不登校の子どもに及ぼす影響についても考察を重ねていきたい。
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