研究課題
基盤研究(C)
本研究では強迫性障害における従来の認知行動療法に、時間認知に関するメタ認知的介入も加え、その有効性を検証した。介入を施行した20人のうち、Y-BOCS (Yale-Brown Obsessive Compulsive Scale)が35%以上改善したのは16人だった。この改善群(治療反応者)では、RAS (Responsibility Interpretation Questionnaire)およびRIQ (Responsibility Interpretation Questionnaire)のみならず、相対的時間推測値も改善した。時間認知に関する認知行動療法は有効であった。
精神神経科学