研究課題/領域番号 |
15K04269
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研究機関 | 関西国際大学 |
研究代表者 |
上村 和美 関西国際大学, 人間科学部, 教授 (20283830)
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研究分担者 |
横川 博一 神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (50340427)
堀井 祐介 金沢大学, 高等教育開発・支援系, 教授 (30304041)
成田 信子 國學院大學, 人間開発学部, 教授 (50434965)
米田 薫 大阪成蹊大学, 教育学部, 教授 (70382463)
伊藤 創 関西国際大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (90644435)
西川 真理子 流通科学大学, 経済学部, 特任教授 (10252727) [辞退]
井上 加寿子 関西国際大学, 教育学部, 講師 (80595637) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 読解力 / 学士課程教育 / 初年次教育 |
研究実績の概要 |
2020年度はコロナ感染症対策として、対面型の研究会ではなく、ZOOMによる研究会を8回開催した(「コモンリーディング研究会」の名称で第38~45回)。開催日時は、第38回:2020年5月23日(土)、第39回:2020年 6月13日(土)、第40回:2020年6月28日(日)、第41回:2020年9月6日(日)、第42回:2020年10月4日(日)、第43回:2021年1月23日(土) 第44回:2021年2月7日(日)、第45回:2021年3月14日(日)であった。 6月~9月の前半期間は、初年次クラス(人間科学部7クラスと経営学部6クラス)の4回の授業で使用する設計でテキストとワークシート作りの時間に充てた。秋学期からパイロット実施をし、既に作成している「読解力診断テスト」で事前事後の調査も行った。1月~3月の後半機関には、パイロットの結果についてのふりかえりを行った。具体的には、「読解力診断テスト」の考察と、テキストとして使用した学生、科目担当者へのインタビュー等である。「読解力診断テスト」の結果については、回数が少なかったこともあり、スコアが低下する例も見られた。これについては、さらに検討を深める必要がある。また、学生のeポートフォリオの記述からは、読解方略を意識して読めるようになったという実感を得ている記述が多く読み取れた。これらをもとに、教材の改善点についてまとめた。次年度、テキストを正式に書籍として出版するための検討ができ、実際に書籍の分担執筆も行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通りに教材作成とパイロットの実施が行え、改善点についても検討できたため。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、4~5回の授業案の作成を行い、読解力に対して知識のない教員が担当しても効果的な授業が行えるようにする。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究成果の総まとめを行うことを目的として、報告書を作成するため。
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