研究課題
平成30年度の研究は、平成29年度までの次のような研究成果の上になされた。平成29年度までに、平成27年版小学校国語科全教科書(光村図書、東京書籍、教育出版、学校図書、三省堂の全5社版)と平成28年版中学校国語科全教科書(光村図書、東京書籍、教育出版、学校図書、三省堂の全5社版)における「国語科学習用語」の使用頻度調査と、平成20年版の『小学校学習指導要領』・『小学校学習指導要領解説国語編』・『中学校学習指導要領』・『中学校学習指導要領解説国語編』と、平成29年版の『新小学校学習指導要領』・『小学校学習指導要領解説国語編』・『新中学校学習指導要領』・『中学校学習指導要領解説国語編』における「国語科学習用語」の使用頻度調査を行い、学習用語選定の基礎資料とした。また、「A 話すこと・聞くこと」、「B 書くこと」、「C 読むこと(文学的文章)」、「C 読むこと(説明文章)」、「情報」の5領域において、小学校低学年・小学校中学年・小学校高学年・中学校の4つの発達段階で、代表的な学習用語約15個について、学習用語を有効に使う授業15実践を行うことにし、担当者を決めた。その後、実践を経た2つの実践を検討した。これに平行して、学習用語の解説について検討した。平成30年度では、学習用語を有効に使う授業15実践のうちの13実践を行った。これらの学習用語を有効に使う授業15実践と学習用語と学習用語の解説を冊子まとめた。これらの成果は、令和元年10月の全国大学国語教育学会等で発表していく予定である。
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