マルチモード干渉型(MMI)120°光ハイブリッドカプラーを出力側のカプラーとして組み込んだ石英導波型MZIアレイ分光器を試作し、幅1nmのフラットトップ型スペクトルを有する狭帯域光のスペクトル再生実験を行った。その結果、フーリエ変換を利用して得られたスペクトル波形は市販の光スペクトラムアナライザで測定した実測値とよく一致しており、ピーク部分の変位は4%、バックグランドの残留成分(RMS値)は5%であった。また、DFBレーザから出射光に対して同様なスペクトル再生実験を行い、14GHzという設計通りのスペクトル分解能を本試作品で実現できることを証明した。
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