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2019 年度 研究成果報告書

非アーベル拡大体の計算整数論的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15K04798
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 代数学
研究機関東京理科大学

研究代表者

木田 雅成  東京理科大学, 理学部第一部数学科, 教授 (20272057)

研究期間 (年度) 2015-10-21 – 2020-03-31
キーワードガロア群 / ガロア拡大 / 同質類 / 非アーベル拡大 / 逆ガロア問題
研究成果の概要

本研究の当初の目標は代数体の非アーベル拡大のうち良い性質をもつものを計算機を使って効率的に構成することであった.しかし研究をすすめるうちに,ガロア群の同質類に着目するというアイディアに導かれて,目標よりも大きな成果を得ることができた.一番小さな非アーベル群の同質類に入る群をガロア群にもつ拡大の構成やその性質の探求を行った.また位数16の2面体群を含む同質類についても,研究をおこない二つの同質類の間におおきな差異があることを発見できた.これらの結果はガロア拡大の研究の新たな方法を与える.

自由記述の分野

整数論

研究成果の学術的意義や社会的意義

ガロア群が非アーベル群になる非アーベル拡大の研究は整数論にとっての大きな課題である.保形表現との関連の研究が大いに進んでいるが,この研究では,ガロア群の同質類という同型類よりも弱い類別に着目し,同じ同質類にはいる拡大体の類似,異なる同質類にはいる拡大体の差異などを主に代数的な手法を使って研究した.このような手法を使った研究はこれまでになく,さらに幾つかの興味深い結果も得られていることから,今後もこの方法は有効に活用されていくものと考えている.

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公開日: 2021-02-19  

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