現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平面3-WEBの曲率形式の幾何的な形での表現をえるためには、その構造に即した適切な枠を用いて計算を遂行しなければならない。また、特異点を持つWEB構造に応用するためには、それを構成する3つの葉層の順序によらない形で、計算結果を得なければならないため、大掛かりな対称式の計算の遂行が必要であり、それが今日まで、この問題が阻んできた理由である。研究成果の発表に関しては、問題点が非常にテクニカルであり、一般への理解を求めることが困難と思われ、そのやり方に腐心してきたため、当初の計画よりも遅れている。今年度の3月, 近代的なWEB幾何学の発展に大きく寄与のあった、アラン・エノー氏とこの問題について話し合う機会を持つことができ、そこでの考えを元に、いくつかの発表の最終準備に取り掛かったところである。
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