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2018 年度 研究成果報告書

ボルテラ型積分変換を用いた無駄時間要素を含む発展方程式系の安定化に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15K04999
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 数学基礎・応用数学
研究機関神戸大学

研究代表者

佐野 英樹  神戸大学, システム情報学研究科, 教授 (70278737)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード放物型偏微分方程式系 / 双曲型偏微分方程式系 / 無駄時間 / 安定化 / 状態推定 / ボルテラ型積分変換 / バックステッピング / 半群
研究成果の概要

本研究を通して六つの成果を得ることができた。以下の通りである。(1) 分布入力/境界入力に無駄時間を有する放物型偏微分方程式系の安定化、(2) 分布観測に無駄時間を有する放物型偏微分方程式系に対する状態推定、(3) 境界入力に無駄時間を有する双曲型偏微分方程式系の安定化、(4) 非局所境界条件に無駄時間を有する双曲型偏微分方程式系に対する状態推定、(5) 境界フィードバックループに無駄時間要素を含む熱交換方程式の安定性解析、(6) 無限次元フィードバック系に対する安定半径の近似

自由記述の分野

偏微分方程式系の制御理論

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、コンピュータネットワークを介した制御系構築の際に、信号の遅延が制御系の安定性に深刻な影響を及ぼす新たな問題が生じてきた。本研究では、主に、入力無駄時間を考慮した分布定数系の安定化問題を取り上げた。入力無駄時間が存在している下でも、分布定数系の安定化が達成できるような、実装可能な制御則を構成したが、その成果は、半群理論とボルテラ型の積分変換に基づきコントローラ設計法を与えるという学術的な意味をもち、また、分布定数系を遠隔操作するという工学的応用を視野に入れたものになっている。

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公開日: 2020-03-30  

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